園長のお話し

「子どもの学びを見守る」

 

 - 井石 彰

新年度の幼稚園の歩みが始まって1ヶ月が過ぎ、子どもたちもクラスの先生やお友だちに慣れてきて、自分なりの楽しみを見つけてのびのびと遊び始めた矢先に、緊急事態宣言が発令されました。そのために、保護者の皆さまに可能なかぎり家庭保育をお願いすることになりました。そのことで、最も残念に思っているのは子どもたちかも知れません。その子どもたちのためにも、一日も早くいつもの生活に戻れることを祈らずにはいられません。

子どもたちは遊びを通して、多くのことを学びます。そこで、かおり幼稚園では遊びのための自由な時間を大切にしてきました。その時間、子どもたちは思い思いに色々な遊びをしています。その遊びの中で、子どもが何かに関心を持って、熱中しているときがあります。何度も失敗しながら、繰り返して行っていることがあります。お友だちといっしょに遊ぼうとしてけんかになることもあります。それはまさに子どもたちが何かを学んでいるときです。そこでいったいどんな学びが行われているのか、そのことを子どもの視点に立って受けとめながら、その学びをサポートし、子どもたちの発達を援助していく。それがかおり幼稚園のめざしている保育です。

子どもたちが遊んでいるのを見ると、子どもは色々なことに関心を持ち、それに熱中しています。その中で、むずかしいことにも挑戦しています。子どもの目から見れば、周りはむずかしいことにあふれています。でも、子どもたちはむずかしくても、できなくても、何度も挑戦します。それは挑戦すること自体がおもしろいからです。そのようにして子どもたちは学んでいるのです。そういう意味では、子どもたちはみな「有能な学び手」です。

コロナ禍の中で、不自由な生活がつづいています。その中でも、子どもたちは色々なことに関心を持って、学びをつづけています。その子どもたち一人一人の学びを見守り、サポートするのは、保育者や大人の大切な役割です。子どもたちの成長のために、その役割をともに担っていきましょう。